三嶋の帰りに、百人一首で読まれた場所が近かったので、行った見ました。
駿河の国(今の静岡)で詠まれた唯一の歌がこれ。
「田子の浦に うちい出てみれば 白妙の 富士の高嶺に 雪はふりつつ」
まぁその意味の通りの歌。白妙とは、真っ白な布のこと。持統天皇の歌にもでてきます。
山部赤人という人が詠んだとされています。冬の雪です。
実際にこの場所から、富士山の山頂付近に雪が降っているかどうかなんか分かりません。
若い頃、定家はあまり評価していなったそうです。他の歌集に選んでません。
なぜ晩年の定家がこの歌を百人一首選んだのか。諸説ありますが・・・
今でも田子の浦っていう海岸があります。三嶋から海岸線を30分くらい走ったところです。
後ろにはどこまでも続く、白い砂浜と青い海、白い波。冷たい海風がここちよく髪をなでます。
そして緑色の松林の上に、大きく雄大な富士山がそびえたちます。
そこに立ってこの歌を歌ってみると、定家の選んだ理由が分かるような気がします・・・
天気がいまいちでした。この松の後ろに富士山が見えます。
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